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【読書日記】『日本再興戦略』をあなたは考えたことありますか?【落合陽一】

こんばんは、おしむす、です。

今日は、久しぶりの読書日記です。

 

 

皆さんは、自分の「再興戦略」って考えたことありますか?

 

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「再興戦略」と言われるとと「No!!」だと思いますが、簡単に言えば、

 時代に即した「目標・方針・生き方」ということです。

 

それを聞くと、「Yes!!」となる方も多いと思います。

 

まず、それを「再興戦略」と言い換えられる落合さんのセンスと語彙力に脱帽です。笑

 

数多くの分野でイノベーション起こり、技術が進化し、変化する社会の中で、

漫然と生きていては、取り残される可能性が非常に高くなります。

 

そんな世の中で起きる諸問題について、

落合節で、ぶった切り、そして解説してくれる一冊です。

 

これからの「日本の」「自分の」将来に不安を持っている方々の悩みを払拭してくれる一冊になるかもしれません!!

 

今日は、そんな本の中から、ピックアップして僕チョイスのなるほど!ポイントを紹介したいと思います。

 

少し長めですが、普段読書しない方も、お付き合い頂ければと思います!

 では、始めますね~(*´з`)♪

 

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  今日、紹介する本

落合陽一著「日本再興戦略」

 

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落合陽一

1987年生まれ。32歳の若さにして、メディアアーティスト、大学教員、経営者等

の多彩な顔を持ち、活躍している日本を代表するインフルエンサーの一人。

 

歯に衣着せぬコメントが人気を呼び、コメンテーターとしても引っ張りだこ。

テレビで見たことがある方もおられるのではないでしょうか?(*‘∀‘)

 

  なるほどポイント紹介

欧米とはそもそも何ぞや。

この本の冒頭で書かれている一文です。

日本人は、外来的に入ってきたものをすべて「欧米」と呼んで、いろんな分野で各国の方式を組み合わせてきました。そして、いいとこどりをしたつもりが、時代の変化によって悪いとこどりになっているケースが目立っています。(中略)欧州のどこを真似するかという議論は一旦やめて、そもそも「日本には何が向いているのか」を、歴史を振り返りながら考えていかないといけないのです。

 

つまりは、何でもかんでも「欧米」というユートピア(理想郷)的な言葉で片付けず、

《実際に何がよくて、何が悪いのか、どこの何を見習うべきなのか》

といことを、改めて考えなおしていくべきだ!!

 

そして、「日本オリジナル」を作っていこうぜ!ってなことですね。

「日本再興戦略」は日本による、日本のための戦略なのですから!

 

確かに言われると、欧米ってどこ!?ってなりますよねー!方向性を定める時には、参考にするものも、より具体的に明確に、現実的に考えることが必要になるということですね!

 

士農工商ってよくね??

士農工商ってご存知ですか?

だれしもが、遠い昔には習ったことのある言葉だと思います!

 

士農工商(しのうこうしょう)とは、儒教において社会の主要な構成要素(官吏・農民・職人・商人)を指す概念である。 wikipediaより

 

これについて、落合さんは、

 

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と、書いています。

では、何が、「よくね?」なのか。

 

今の日本において、「商」はとても人気があり、逆に「工」は人気がなく、

もはや伝統技術や職人は減る一方。。。

 

しかし、AIが普及すると「商」の効率化がどんどん進むことが予想されます。

 そんな時代に生き残ることができる職業は、「士」はもちろんのこと、

 

何か具体的なものを作り出せる「工」

百姓のように、色んなことができる「農」であると

 

「百姓」とは、生業が100個ある人達のことらしい。

 つまり、現在でいう自営業者、マルチクリエイター的な存在の方々を指します。

 

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そして、落合さん曰く、

とくにこれから重要になるのが、「百姓的な」生き方です。百の生業をなすことを目指した方がいいのです。現代でいうと堀江貴文さんです。まさに、多動力こそ百姓です。

 

ただし、落合さんはこうも書いています。

 

ただしむやみに横展開すればいいわけではありません。横との交流は、トップ・オブ・トップに会えるようにならないとあまり意味がないのです。

 

むやみやたらに、手を出せばいいってもんでもない!

 

一つ一つに丁寧に、真剣に取り組んでこそ、一つの生業が成立する。それが積み重ねが百姓になる、ということなんだと思います。はやる気持ちを抑えてコツコツが大事。

 

人口減少・高齢化はチャンス!?

日本の危機としてとらえられている少子高齢化

 

落合さんは、それを チャンス!と書いて言いますが、それは初めての発想!!

 では何が、具体的にチャンスなのか。

 

  1. 自由化、省人化に対する「打ちこわし運動」が起きないこと。
  2. 「輸出」戦略
  3. 教育投資がしやすい

 以上の3つを上げています。まさか、良い点があるとは驚きです!

 

①、③はなんとなくわかるかと思いますが、②って考えたことありますか??

 

②について、この本では、

日本は、人口減少・高齢化が早く進む分、高齢化社会に向けた新しい実験をやりやすい立場にあります。これから中国を筆頭に世界中が高齢化します。もし日本が、人口減少と少子高齢化へのソリューションを生み出すことができれば、それは”最強の輸出戦略”になるのです。

と書いています。

 

つまり、人口減少・高齢化の先駆者として、それを乗り越える術を世界でいち早く見つけ、そのノウハウを輸出すれば、ウハウハだよね!

 

ってことですね。

 

落合陽一恐るべし。物は考えようってまさにこのことです!!どうせ世界中が直面する問題であるならば、いち早く向き合える日本は、幸運なのか!?

 って気さえしますよね。笑

 

  さいごに

といった具合に、落合陽一節で、「日本再興戦略」として、日本の、そして日本人として個人個人のあり方・進むべき道、を提案してくれています。

 

当たり前ですが、実際の本には、もっといろんな内容が、もっと丁寧に、そして論理的に書かれていますので、安心してください!!笑

 

ただ、題名から想像されるように、ちと、難しい本でもあります。。

 

書いてあることは論理的で、読みやすくはあるのですが、用語一つ一つの理解が乏しいばかりに、内容自体の理解をするが、難しい箇所が所々ありました。

 

しかし、そこのケアも欠かさないのが、気が利く男、落合陽一。

 

各章ごとに、50~100程の語彙集が掲載されていて、語彙自体の意味や、著者がその語彙を使った意図が記載されているのです!

 

ありがたい!!

しかし、そんだけあるってことは…ってことでもありますね。笑

 

読んで損はしない1冊です。皆さんもぜひ、一度、この本を読んで、自分再興略」考えてみてはいかがでしょうか。(・´з`・)

 

🈡

 

⇩紹介させて頂いた本です⇩